保護者の方へ

保護者のみなさまへ

こんにちは、福祉工房ゆめゆめの佐藤です。

私は障がいのあるひとの支援に携わって15年を過ぎました。

その中で、次のふたつのことに気づきました。

ひとつめは仕事が長く続かないと、悩んでいる人が多いことです。

実は、単純作業の繰返しでやる気がなくってしまう人が多いんですね。

ふたつめは、コミュニケーションで悩んでいる人が多いことです。

ほかの利用者さんや職員に誤解されることが多く、辛くなっちゃうんですね。

いずれの場合も、最初から本人のやる気がないわけでも、
他者とコミュニケーションがイヤなわけでもありません。

本当は目一杯に仕事に打ち込んだり、
他者との関わりを思いきり楽しみたいと思っているんです。

仕事について

ゆめゆめでは「好きなこと・得意なこと」を仕事にしていただきます。

私たちは少人数制の事業所ですから、
企業からの作業の委託などは受けていません。

その分、自由なアイデアと発想力で
独自の商品やサービスをつくり、販売することを強みとしています。

すると、利用者さんにどんな変化がおきると思いますか?

それまでは単純作業や、決められた作業工程に縛られて
元気を失っていたのがみるみる回復!

快活さを取り戻し、目に輝きが戻ってきます。

自分の好きなことが仕事になり、
認められることが本人の「自己肯定感」を育むんですね。

その姿を見た親御さんは
「ウチの子にはこんな可能性が眠っていたんだ」
と、いい意味で裏切られ、とてもビックリされます。

コミュニケーションについて

ゆめゆめではまず、

「おはようございます」「お先に失礼します」
「こんにちは」「ありがとうございます」

などのあいさつを中心とした「社会性」を身につけられるよう支援していきます。

なぜなら、こうした社会性は、日常生活の基本となるからです。

一方、これと似たもので

・笑顔を見せる
・やわらかい口調

などの「社交性」という言葉もあります。

「社会性」と「社交性」は似て非なるもので、
私たちがここの要求を間違えてしまうと、彼らを傷つけてしまいます。

これは、私の事業所にある利用希望者が来られたときの話です。 

私の事業所の工賃よりもはるかに高い給料を
もらって張り切っていたのですが、
あることをきっかけにそこを退所したというのです。

そのあることとは、「笑顔がたりない」と
事業所の職員に言われ続けたことです。

ちなみに、その事業所の仕事は接客業です。

つまり、社交性だけを求められたのです。

その利用者さんはお会いしたとき、
確かにぶっきらぼうな話し方でした。

でも、小さな声ではありますが、はっきりと挨拶をされていました。

そこで私たちは、
社交性ではなく社会性を高める支援をしました。

具体的には、日常の作業や生活のなかで、
「ありがとう」や「失礼します」と
はっきりと言える環境を整えたのです。

まずは我々職員が率先して実践。

それを見ることで、利用者さんも
それにならうようになりました。

そして、そのことばが言えたときには

「いまのはステキですね」「さすが社会人だね!」

と、そのことば、その行為を認めることばをかけ続けました。

そうするうちに、
「おはようございます」「お先に失礼します」
「こんにちは」なども自然にはっきりと口調でいうことができるようになりました。

すると、先の利用者さんも笑顔をみせるようになりました。

出張販売では、笑顔で
「いらっしゃいませ」が言えるようになりました。

つまり、自然と社交性があらわれてきたのです。

社交性を求めるまえに、
まずは社会性を習慣として身につけること。

これができれば、おのずと社交性も身についてきます。

我々は、その場にあった「ことば」や「ふるまい」を
自然に身につけることができるよう「ことば」を大切にした支援をしています。

仕事とコミュニケーション。

保護者のみなさまにお伝えしたかった
今回の2つをひとことでまとめると、

「ゆっくり自分のペースで、じっくり仕事と向き合う、そして笑顔になる」

これを実現するのが、福祉工房ゆめゆめということです。    

あなたのお子さま、兄弟姉妹さまはいかがでしょうか?

「仕事が続かない」「コミュニケーションで悩んでいるみたい」など

思いあたることがあれば、
ぜひ一度、ゆめゆめにご相談くださいね。 

福祉工房ゆめゆめ 施設長  佐藤寿恵

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