こんにちは、佐藤です。お変わりありませんか?
さて、前回「それまでの25年間」をお伝えしましたね。
今日は、その続きをおつたえします。
いよいよ、はじめての福祉の仕事についてです。
福祉といっても様々な分野があります。たとえば、高齢者福祉や障がい者福祉です。
私は、「姉を助けたい」気持ちがいっぱいでしたので、はじめから障がい者福祉ありきのスタートでした。
その当時、ちょうど、国の福祉政策が「措置」から「選択」への移行時期でした。
わかりやすく言うと「お金の流れ」が変わったのです。
措置のころは、国から福祉施設に直接お金が流れていました。
それが選択により、国から障がい者個人にお金が支給されるようになったのです。
この仕組みにより、高齢者や障がい者は、自分が利用したい施設を選ぶことができるようになりました。
その一方で、施設側は、多くの人に利用してもらわなくては、運営が維持できなくなったのです。
また、国家資格をもつ専門職が役割を担う役職があるため、専門職がいない施設は減算されてしまい、これまた施設の運営が難しくなってくるというわけです。
さらに、この時期にはこれまで社会福祉法人格をもつ団体だけがその運営を認可されていたのですが、NPOなどの法人格だけで認可されることとなり、NPOや一般の会社法人が乱入した時期でもありました。
さて、話を戻しますね。
私の障がい者福祉との関りは、ここから始まりました。ですが、障がい者福祉はおろか、福祉そのものがまったく初めてのことでした。
どうしたらよいか迷っていたところ、ちょうど「措置」から「選択」に移行する時期でしたので、そこで必要になる国家資格が注目されていました。
その中でも特に注目されていたのが社会福祉士です。
「それならば!」と社会福祉士の資格をとることにしました。
まず、書店で「社会福祉士」に関する本を見つけました。
次にすることはその本の巻末にある資格がとれる学校紹介欄をみて、パンフレットを取り寄せることです。
すでに職についていましたので、仕事を辞めることなく資格をとりたいと考え、「通信教育」を選びました。
通信教育にはスクーリングがあるのも魅力でした。志をともにするひとたちと会えるのではないかとちょっとウキウキした気持ちもありました。
あっ!少し長くなってしまいましたね。
では、続きは次回ということで・・・
また、お会いしましょう!!
佐藤寿恵
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