「声かけ」と「ことばかけ」の違いわかりますか?

 こんにちは、佐藤です。

 私たちがよく耳にする言葉に
 「声かけ」と「ことばかけ」がありますね。

 このふたつはとてもよく似ていますよね。
 この違い、あなたは明確にしていますか?

  私は両者の違いを

 「声かけ」= 声をかけること

 「ことばかけ」= 話しかけること

 と、定義をしています。

 

 もう少し補足して説明しますね。

 「声かけ」は、こんなときに使われます。

  ・(見知らぬ人に)ちょっと?と声をかける
  ・(知人・友人に)元気?と声をかける
  ・好ましくない態度にダメ!と声をかける

そう、文字通り「声をかける」ですね。

一方、「ことばかけ」は、こんなときに使われます。

  ・(ある行動に対し)どうもありがとう。助かりました。
    と、ことばをかける。  
  ・(あることばに対し)今のことばいいね!ステキですよ。
    と、ことばをかける。

 こちらは、会話をする場面ですね。 そして、ここには相手を肯定することば続きます。

ですから、私はひごろ「声かけ」ではなく,「ことばかけ」を心がけています。 

私が携わる障がい者支援事業所でも同じです。

 職員は利用者さんに「ことばかけ」しています。

 先日、こんなことがありました。

 事業所にはお客さんや業者さんなど多くの方がいらっしゃいます。
 職員と業者さんが話をしているそばを通らなければならなくなったときに、
 利用者さんは、自ら「失礼します」とことばをかけて通ったのです。

 自分の席に戻ったタイミングで

 「今のよかったね。さすが、社会人だね」

 と、ことばをかけました。

 利用者さんからは、「ドキドキしたよ」「社会人だからね!」と
 自信に満ちた ことばがかえってきました。

 どうして、自ら社会性をもったふるまいができたのでしょうか。

それは、利用者さんが「ことばかけ」をとおして
「認められた」との思えるようになるからです。
そして、その思いが「社会性」につながっていくのです。

私は、ことばかけによって自信をもち、次のステップに
進んでいこうとする利用者さんを何度もみてきました。

 

このように、「声かけ」と「ことばかけ」では大きな違いがあります。

同じくコミュニケーションに関わる言葉ですが、
その中身はまったく違います。

ビジネス、家族、友人など すべての人間関係で
コミュニケーションは欠かすことができませんね。
特に、言葉によるコミュニケーションは大事です。

「声かけ」と「ことばかけ」の違いを意識して
ステキなコミュニケーションづくりをしていきましょう!

佐藤寿恵

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この記事を書いた人

佐藤寿恵のアバター 佐藤寿恵 施設長

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