こんにちは!ゆめゆめの佐藤です。
さて前回「ダイレクト・コミュニケーション」についてお伝えしましたね。
今日はその続き、「その効果、実際の成功例」をお伝えします。
その効果、実際の成功例
取り組み当初は、どの程度の方に連絡先をご記入いただけるのか心配でした。しかし、そんな心配は杞憂に終わりました!ほとんどの方が快く応えてくださったのです!
これは、嬉しかった!
私たちの活動を応援をしてくれていることのサインのように感じ、喜びがこみ上げてきました。
この手応えに勇気をもらい、お便り(通信)を通じてお客様との関係性を深める取り組みも始めました。お茶会やランチ会なども開催し、直接交流する機会も増やしていきました。
そうしているうちに、素晴らしい変化が生まれてきました。
最初は単なる「出会い」だった関係が「共感」へと変化し、その共感が「仲間・協力者」としての絆へと発展していったのです。今では本当に多くの方から温かい応援をいただいています。
例えば、来所やお買い上げに対して利用者さんからお礼状を差し上げると、思いがけず利用者さんへのお礼の電話やお手紙をいただくことが多々あります。また、わざわざ事業所に足を運んでくださったり、次のイベントを楽しみに来てくださる方も増えました。
こうした交流は、利用者さんにとって何より大きな励みとなっています。親御さんや支援員以外の第三者から認められ、評価されることは、利用者さんに大きな自信を与えてくれるのです。その自信が「もっとやろう!」「やりたい!」という次のステップへの意欲につながっていきます。
いいかえるならば、これは個人の「好きなこと・得意なこと」が、社会で認められる「価値あるもの」へと変化した瞬間だったといえるでしょう。これは、障がいのある方が下請け作業や清掃作業などの低賃金マニュアル作業や、行政主体による補助的業務に就くことだけが選択肢ではないということを示しています。
つまり、自らの力で価値を生み出すことが可能である――私たちはそのことを実証できたのです。
ダイレクト・コミュニケーションは売上だけでなく、彼らの可能性の広がりももたらしました。
このダイレクト・コミュニケーションの取り組みは、2020年3月にりこぴんずを終えた後も、2020年11月からスタートした就労継続支援B型事業所「福祉工房ゆめゆめ」で受け継がれ、大切に続けています。
あっ!少し長くなりましたね。
では続きは次回ということで・・・
またお会いしましょう。
佐藤寿恵
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