プロフェッショナルとしての責任と未来への展望Ⅰ

こんにちは!ゆめゆめの佐藤です。

はじまりました2025年!!

さあ 今年も多くのひとに出会い、笑顔をともにする一年にします(* ̄▽ ̄)フフフッ♪

さて、昨年4月から福祉に携わってきたこれまでを振り返り、福祉の道に進んだきっかけや挫折
などをお伝えしました。覚えていらっしゃいますか?

そこで、その続きとして今日から「プロフェッショナルとしての責任と未来への展望」を
お伝えします。

まずは「新しい福祉の取り組みが示す可能性」をお伝えします。

新しい福祉の取り組みが示す可能性

「障害のあるひとも、障がいのあるひとを応援してくれるひともみんなが笑顔になれる事業所をつくりたい」これが私の夢であり、目標です。その事業所がコミュニティとなり、そこから地域に広がっていく。そうなったときに私の役割は終わるだろうと考えています。

いつでもどんな時でも立ち寄ることができて、自由に活動できる場として広がっていく――それが、私の最終的な願いです。

この目標は、1960年以降のアメリカのグループワーク研究者が示した「人は人間社会において共生的な相互依存関係にある」という考えから生まれたものです。

相互依存関係を達成するためには、一人一人が誰かから求められている存在であることに気づくことができるような取り組み、そして環境が必要です。

ひとに頼りすぎることなく、ひとに求めすぎることもなく、また自分だけが被害者であり可哀そうなひとであることをよしとせず、互いを認め、互いを尊重するコミュニティとして広がっていく。

これこそが、相互に助け合える地域社会につながるものだと考えています。

それを踏まえて、ゆめゆめでは、当面の目標として特に大切にしていることがあります。

それは、どうしたらいいのかわからないときに、利用者さんが次の二つのことを自分の言葉で表現できるようになることです:

「困っているときに『困っている』と言える」

「いやなことを『いやだ!やめて!』と訴える」

これらの表現力を育むことは、とても重要です。

なぜなら、その場にそぐわない行動をしてしまい、周囲から困ったひとと勘違いされたり、自分では虐待にあっているとは気づかないまま、被害者になってしまうことが多々あるからです。

だからこそ、困っているときは「困っている」と意思を表示し、助けを求めることができるようになってほしい。そうできる人こそが社会人なのだと、私は繰り返し伝え続けています。

これが、大きな目標を達成するための第一歩です。

障がいのあるひとは周囲に正しい発信ができるようになることが大事です。

それを可能にするのが社会性です。

社会性は一朝一夕には身につきません。しかし、誰もが必ず身につけることができるものです。

例えば、顔を洗う、歯を磨くことは、幼いころから続けてきた習慣として身についたものです。

それと同じように、社会性も習慣となるまで続けることで、意識せずとも適切なことば、ふるまいが自然と身についていくのです。

支援者は日常のあらゆる場面を通して、その支援を継続します。そして、それを後押しするのが、周囲の方々からの応援、あなたの「いいね!」なのです。

そう、あなたからの応援を障がいのある人に届ける——それが、私たちの実践してきたダイレクト・コミュニケーションなのです。

この新しい福祉の取り組みは、私が支援をしてきた障がいのある人に、確かな社会性をもたらしました。

言いかえれば、ダイレクト・コミュニケーションは、地域社会、ひいては人間社会全体を築いていく新しい福祉の取り組みといえるのです。

あっ!少し長くなりましたね。

KSK・I作 新しい年を迎えて

では続きは次回ということで・・・

またお会いしましょう。

佐藤寿恵

シェアしてくださると嬉しいです♪

この記事を書いた人

佐藤寿恵のアバター 佐藤寿恵 施設長

コメント

コメントする

目次
閉じる